棚田オーナー制度
「みんなで一緒に棚田を守ろう!」~美しい農村風景を次世代に~
「棚田オーナー制度」とは、1区画一定金額で田んぼのオーナーになっていただき、オーナーは農作業体験のほか、棚田で作ったお米などを宅配してもらえる制度です。
「棚田オーナー制度」は全国各地の棚田で導入されていますが、金額や作業内容、宅配されるものは地域によって異なります。
地域によって異なりますが、「棚田オーナー」は4月から1年間。募集は前の年の11月から2月頃にかけて行われます。
静岡県内では現在、2つの地区で導入されています。
このページでは、オーナー制度を導入している地区の紹介をしていきます。
※棚田オーナー制度へのお申し込みは、それぞれの地区のお問い合わせ先にお願いします。
石部の棚田(松崎町)オーナー制度
松崎町石部(いしぶ)の棚田では、オーナー会員のほか、自分の割当の田んぼはないけれど、棚田保全の趣旨に賛同する方で農作業の体験もできるトラスト会員制度も導入しています。
棚田保全活動をとおして都市住民等との交流を進め、地域の活性化に結びつけるため、県内では初めてとなる棚田オーナー制度を平成14年度から実施しています。
5月の田植えと10月の稲刈りには、毎年、県内外から多くのオーナーやトラスト会員が石部の棚田を訪れ、賑わいをみせています。
時を忘れる絶景が、日々の疲れを癒してくれます。
オーナー年会費:35,000円
約100平方メートルの田で栽培管理を体験できます。収穫した米20キロが受け取れます。
トラスト年会費:10,000円
保全活動に賛同する方で、イベントや作業に参加もできます。収穫した米5キロが受け取れます。
空と海、田んぼの美しいコントラスト
風景を楽しみ、交流も楽しめます
ハザに掛け天日干ししたお米はお日さまの香り
活動の様子や、オーナー・トラスト制度の詳細、お申し込みは、こちらの石部の棚田ホームページからどうぞ。
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石部棚田へいこうよ!
せんがまちの棚田(菊川市)オーナー制度
上倉沢の棚田は約400年前から開田が始まり、千枚の田んぼという意味から「千框 = せんがまち」と呼ばれています。一度は10分の1ほどに減ってしまいましたが、地元の有志により平成6年から復田をはじめました。
かつて日本のどこにでもあり、先人たちが、いきものと自然の循環の中で、命をつなぎ暮らしてきたこの棚田を、田舎と都市・今と未来の暮らし方につながる人づくりの場として守っていこうと、保全活動続けています。
一年を通しての農作業「春の田植え準備・田植え・草刈り・稲刈り」そのほか、生きもの教室、親子向けイベントも開催しています。
オーナー年会費:32,000円
収穫棚田米(新米)15kgと、田植え参加者には地元の世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定茶100gが受け取れます。
1区画の申込単位: 家族(5人位)または、グループ(5人位)
昭和40年頃のせんがまちの棚田
大人も子どもも楽しめるイベント企画
稲刈りの後には、新米が受け取れます
活動の様子や、オーナー制度の詳細、お申し込みは、こちらの、せんがまちの棚田ホームページからどうぞ。
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棚田いこうよ.net
久留女木の棚田(浜松市)サポーター制度
久留女木の棚田は浜松市浜名区にあり、「全国棚田等百選」「静岡県棚田等十選」にも選定されており、毎年多くの人が訪れます。2017年1月から放送されたNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、「井伊直虎」ゆかりの地としても登場し、竜宮小僧の紹介もありました。
こうした美しい風景が広がっているのは、「棚田を守っていこう、後世につたえていこう」と想う人達がいるからです。久留女木の棚田では、こうした想いを持つ人を対象に「久留女木の棚田竜宮小僧サポーター」を募集しています。
いろんな事情から、現地には来れないけれど、久留女木の棚田を応援してくださる方に、是非ご参加いただきたい制度です。サポーターになってくださった方には、秋に久留女木の棚田から棚田の恵みが届きます。
サポーター年会費:5,000円
先着50名(グループでも可)
特典1) 棚田米「直虎の里」が届きます(2㎏湧き水育ち)
特典2) 会報誌「久留女木竜宮小僧」が届きます(年2回、稲作から伝統芸能の紹介等)
竜宮小僧が手伝ったという伝説のある棚田
直虎も見たであろうこの風景
秋には棚田の恵みが届きます
活動の様子や、オーナー制度の詳細、お申し込みは、こちらの、久留女木の棚田オフィシャルサイトからどうぞ。
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竜宮小僧サポーター