棚田には、たくさんの働きがあります。
棚田(たなだ)は山の斜面や、谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことです。
日本の美しい里山を象徴する風景であるだけでなく、いろいろな機能をもつ、大切な財産なのです。
せっかくの棚田も、お米を育てていないとちゃんと機能しません。
そのため、静岡県では棚田の保全活動を支援し、みなさんの協力を待っています!
棚田(たなだ)は山の斜面や、谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことです。
日本の美しい里山を象徴する風景であるだけでなく、いろいろな機能をもつ、大切な財産なのです。
せっかくの棚田も、お米を育てていないとちゃんと機能しません。
そのため、静岡県では棚田の保全活動を支援し、みなさんの協力を待っています!
昼夜の温度差が大きく、水源に近くキレイな水などの自然環境が、上質なお米を育みます。
棚田は1日に10a当り24tもの水を地下に浸透させ、地下水をつくります。
自然のダムとして大雨などを貯めたり、整地することで地すべりを防ぎます。
土の成分や田んぽの微生物のカで、ゴミや汚れなどがろ過されます。
棚田には極めて複雑な生態系が見られます。
美しい棚田の風景は日本の原風景として、訪れた人々に安らぎや感動を与えます。
何世代にわたって築き上げた棚田も、お米を育てなくなると荒れてしまい、せっかくの機能が果たせません。
江戸時代以前から昭和30~40年代頃まで盛んに耕作が行われていた棚田も、過疎化や農業者の高齢化なと時代の変化とともに耕作面積が減ってしまいました。
平成の時代になり、美しく品格のある地域づくりのために、地域の有志や、都市に住むみなさん、企業なとが力を出しあって、棚田の保全に努めています。
荒れてしまった棚田や里地は、雨水を地中にためこむ機能が弱まります。そのため、一度長雨や豪雨が起こると、水が 下流地域ヘ一気に流れ落ち、鉄砲水や地すべりなどの大きな災害を招くことがあります。
静岡県の全域に分布。体の色は黒地で、いろいろなところに黄 色い模様がある。肉食で、ハエ、ガ、ハチなどを空中に捕まえる。
甲羅の色は甲羅の色は西部から中部では赤だいだい 色、東部では青みが かった白色。雑食で、水草や毘虫などを食べる。甲羅の幅は3cm程度。
静岡県のほぽ全域に分布。オスよりメスのほうが大きい。オランダ人のシュレ ゲル氏に由来する名前だが、日本の固有種である。
体長:オス32-43mm、メス43-53mm
静岡県の広い地域に分布。全長70-130mm。背中は黒つぽい茶色、お腹は赤く不規則な黒い斑点がある。
静岡県では沼津市より西に分布していたが、とても少なくなっている。体長は34-67mm。背中の両脇を黄色いスジがまっすぐ通っている。
発光することで知られる毘虫。ゲンジボタルのほうがヘイケボタルよりも大きい。
体長、ゲンジボタル:15~20mm、
ヘイケボタル:10~12mm
1999年に農林水産省が棚田の維持・保全を図ることを目的に全国134ヶ所の棚田を選定しました。
静岡県内からは5つの棚田が認定を受けました。
1999年に静岡県が独自に選定した、棚田・茶畑・わさび田10ヶ所です。
国土保全、農山村景観、歴史的文化価値等に優れていることを基準としています。
令和元年に棚田地域振興法が施行されたことを受けて、「日本の棚田百選(平成11年認定)」に続く全国の優良な棚田を、農林水産大臣が改めて認定する取り組みです。全国271棚田が選定され、そのうち静岡県からは9棚田が選ばれました。
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